2月19日(水)午前10時より「シオン会」の2月定例会が開催されました。
深見牧師始め19名の会員が出席しました。
今年度「この家を信仰の香りで満たそう」(ヨハネによる福音書12章1~3節)の
標語を掲げて活動してきたシオン会の例会も最後になりました。
一年間、深見牧師より学んできた「エステル記」のおさらいをしました。
聖書を読むにあたって、どういう時代にどんな状況で書かれたかを理解することが大切で、
エステル記は紀元前500年のできごとですが、現代にまで語り継がれる教えがその中にあるのです。
当時、ユダヤ人が民族絶滅の危機にあったとき、身を捨てて王に直訴した王妃エステルと、
エステルとともにユダヤ人を救ったモルデカイを称え「エステル記」を朗読し、
貧しい人々に施しをし、宴会を開き、贈り物を交換するという聖日が「プリム」という名で、
いまも行われているのです。
「エステル記」は、ホロコースト以後のユダヤ人にとっても昔話で済まされない書で、
湾岸戦争停戦日がまさに1992年のプリムの祭りの日だったのです。
いつの時代であっても、神は救いと解放を与えてくださることを、遠く紀元前500年のエステルの面影を追いながら学びを終えた「シオン会」のエステルたちでした。
教会員 N.A