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執筆者の写真hachimankyoukai

へいわってすてきだね


 69回目の終戦記念日がもうすぐやってきます。

 もう二度と戦争をしないと誓った日本ですが、「集団的自衛権行使」という名目のもと、ズルズルと国民を戦争にまきこんでいく国になろうとしている気がします。

日本で唯一の地上戦で多くの人命や土地が失われ、いまも米軍基地と隣り合わせで暮らす沖縄の小学一年生の少年の「へいわってすてきだね」という詩が絵本になりました。

 先日、教会学校の子どもたちにおはなしをさせていただく機会があったので、保育士として働いてきた経験とあわせてこの絵本を紹介しました。

 詩を書いた安里有生くんは当時6才、絵を描いたのは長谷川 義史さんで50才を過ぎています。世代を超えて平和への思いがつながった絵本は、詩だけでも感動的なのに、長谷川さんのおおらかな絵がいっそう平和のありがたみと尊さを教えてくれます。

 私たちの世代が受け取った「平和のバトン」を、子どもたちの世代に渡すことができるでしょうか。そのことを6才の少年に問いかけられている気がします。

 ひとりひとりの子どもたちが、その子らしい人生を全うしてほしいと保育士として働いていた頃に願ったことですが、それは平和であってこそ叶うことです。

 自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。・・・このイエスの教えが平和な世界の礎となる言葉ではないでしょうか。

 この言葉をひとりでも多くのひとが心に掲げ、いま戦火のもとで嘆き苦しむ人々に明日への希望をもたらし、すべての子どもたちが平和のうちに生きていってもらいたいと祈ります。

教会員 N.A

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