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執筆者の写真hachimankyoukai

3月14日(土)滋賀地区女性部総会



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草津教会で開催された「2014年度滋賀伝道協議会女性部総会」に私たちの教会から5名、県内全体で47名が出席しました。

 開会礼拝では、真砂 由紀子牧師(大津教会)より「救いの保証」と題し「信仰によって義とされた」(ローマ信徒への手紙5章1~11節)私たちがいかに在るべきかを示されました。

 総会のなかでは、女性部のない教会もあり、また教会内の役員を担うため、地区の女性部に役員を出せないなど、どの教会も共通の課題を抱えていることが報告されました。今後、どんなかたちで女性信者が集まり、キリスト者としての働きができるのか・・・このことを今後2年間の課題とすることを確認しました。

 幼稚園併設の教会なので、窓からは緑や遊具も見えます。

礼拝堂隣の遊戯室に移動し、美味しい昼食と手作りケーキをいただき、それぞれが持ち寄った品で、ミニバザーが賑やかに開催されました。バザーの売り上げと礼拝献金は東日本大震災の被災地の教会へ寄附されます。

午後は、立命館大学名誉教授 岩井 忠熊氏の「学徒出陣の体験から」と題した講演がありました。92才になられたのですが、静かな語りかける口調から始まったお話が「反戦・非戦」の思いを語られた終盤には情熱と力強さを感じました。海軍の特攻隊に所属されていた終戦間際の船はベニヤ板で作られていたことや、人間魚雷など人間が兵器とされた戦場体験には胸がつぶれそうになりました。

日清戦争以後、中国大陸やアジアを侵略し続けた日本が初めて負けた戦争で学んだことを風化させてはならない。近年、日本を攻めた国はなく、第二次世界大戦は誰がどう美化しようと侵略戦争だったこと、そして国民は何も知らされずに戦争に巻き込まれていったこと、いまの日本の状況は戦前の動きにとても似ていると、まさに歴史を見てきたからこその証言でした。

知らされないことの怖さ、知らないからと無関心や鈍感であってはならない・・・平和を次世代に引き継ぐ私たちの責任を重く受け止めた講演でした。

講演後、終戦当時小学校二年生だった草津教会の婦人から、学校の先生から「昨日まで教えたことはすべて間違いでした」と言われた体験をお話され、二度と子どもたちにそんな思いをさせてはならないと会場の思いが一体となりました。

また、それぞれの教会へと帰っていきますが、世界平和実現の思いをこれからも祈り続けていくことを誓い、閉会しました。


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