「詩篇」について学ぶ今年度最初の例会が開催されました。
第1回目は1編で、150編から成る詩篇の内容が要約されている箇所であり、
私たちの信仰生活の規範が示されています。
1.生きるということは、神との交わりによってこそ生かされる。
2.身を低くして神にしたがう。
紀元前587年頃、バビロニアによってエルサレムの神殿が破壊され、ユダの人々は捕らえられ川のほとりで生活することになります。
詩篇は、信仰の拠りどころであった神殿と祖国を失ったこれらの人々によってまとめられた主の教えで、のちに「旧約聖書」としてのかたちになったのです。
50年後、バビロニアはペルシャに滅ぼされ、人々は再び祖国に戻ることができたということです。
壮大な歴史のなかで語り継がれ、歌い継がれてきた詩篇が、いまも私たちに真実を教えてくれます。
<詩篇1>
いかに幸いなことか
神に逆らう者の計らいに従って歩まず
罪ある者の道にとどまらず
傲慢な者と共に座らず
主の教えを愛し
その教えを昼も夜も口ずさむ人。
その人は流れのほとりに植えられた木。
ときが巡り来れば実を結び
葉もしおれることがない。
その人のすることはすべて、繁栄をもたらす。(1~3)
神に逆らう者はそうではない。
彼は風に吹き飛ばされるもの殻。
神に逆らう者は裁きに堪えず
罪ある者は神に従う人の集いに堪えない。(4~5)
神に従う人の道を主は知っていてくださる。
神に逆らう者の道は滅びに至る。(6)
帰り際に空を見上げるとひこうき雲が・・・ただ一筋の信仰の道筋を示してくれているようでした。