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7月24日(日)教会学校終業礼拝
1学期最後の礼拝のなかで、おはなしをしました。
子どもの頃、通っていた「教会学校」で聞いた聖書のおはなしのなかで、一番印象に残っているのは「マタイによる福音書18章12章~14章」に書かれている「迷える子羊」のおはなしです。羊飼いが1匹の子羊を探すために、99匹もの羊を置いていくのが理解できなかったのです。私がもし子羊だったら、99匹の中の1匹で、迷った子羊は困った他の誰かさんと思ったものです。
そのときは分からなかったことが、ずいぶんあとになってスッキリ理解できた気がしました。1匹の子羊は、まぎれもなくこの私だったのです。
1匹を大切に思うということは、他の99匹も大切にするということなのですね。99匹も大切な1匹1匹(つまりひとりひとり)の集まりなのです。
1匹の子羊を探しに行く羊飼いを見て、残された99匹は「今度もし私たちの誰かが迷ったときも、きっと探しに来てくれる」と思ったことでしょう。
やっと見つけた子羊を、羊飼いは抱いて村に連れ帰り、友人や村の人々に喜びを伝えます。喜びはきっと何倍にもなったことでしょう。
新約聖書に何度か登場するこのおはなしは、キリストの愛を象徴的に表現していて、子どもたちにも親しまれています。