11月5日(土)「ハルモニウム修復感謝コンサート」
コロナ禍で約一年延期されていたのですが、やっと開催することができました。
教会員と全国から寄せられた献金で修復され本来の音色を取り戻したデュモン社のフランス製ハルモニウムオルガンを中村証二さん(日本キリスト教団善通寺教会オルガニスト、日本リードオルガン協会会長)が演奏してくださいました。
1曲目はW.M.ヴォーリズさん作「地の上にまことの」です。
このオルガンを愛したヴォーリズさんが弾いていた後姿が見えるようで1曲目から胸がいっぱいになりました。
古い時代の鍵盤作品
リードオルガンのための作品
ハーモニウムのための作品
現代の讃美歌曲
4つのパートに分けて、ときには繊細で軽やかに、あるいは重厚で荘厳な音色を奏でられ、オルガンと対話しながら紡ぎだされる音色に感動しました。
このオルガンを修復してくださった浜松 和久井工房の和久井真人さんから修復作業の苦労話をお聞きしました。以前たまたま観光で近江八幡に来られて教会の前を通りかかったこと、まさかそのオルガンを修理することになるとはそのとき思ってもみなかったこと、また無事修復できたことが信じられなかったのが修復後、会堂に戻して音色を聞いたときの万感の思いなどお話してくださいました。教会からは感謝状をもらっていただきました。
このコンサートを開催できて私たちの教会の歴史の重みを実感し、ひとりひとりがあらためてそれぞれの信仰に向き合うことができました。
コンサートの最後は「平和の祈り」という曲で、いまロシアによる軍事侵攻のため苦しむウクライナの人々のため、ウクライナに一日も早く平和が戻ることを祈りながら心に染み入る音色を聴きました。
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