3月1日(金)「世界祈祷日」
毎年3月第一金曜日は、全世界の多様なキリスト者女性によりその年のテーマにそって祈りあい、行動する連帯の日です。
今年は4年ぶりに八日市教会に、近江金田教会と私たちの教会から集まることができました。私たちの教会からは7名、全体で18名が参加しました。
今年は「あなたがたに勧めます。・・・・・・愛をもって互いに忍耐しなさい。」
と題してパレスチナからのメッセージを受け取りました。
いま、この瞬間も戦火のなかにあるガサ地区や長年にわたって国を追われ難民としての生き方を余儀なくされているパレスチナの人々のことを思いました。
パレスチナ問題はとても難しくてよくわからないというのが本音でしたが、式文ではイスラエル建国やパレスチナの人々がなぜ難民とされなければならなかったのかという歴史的経過が説明されていて少しは理解ができるようになりました。
特にサラさんのメッセージに心打たれました。サラさんの祖父母はヤッフアに住んでいたのですが、イスラエルが建国されたとき、イスラエル軍によって家を追い出されヨルダンに逃れ難民となったそうです。
何年も経ってから、祖父母はサラさんとその両親を連れてエルサレムに行ったときヤッフアを訪ね、昔住んでいた家を見つけました。その家の人たちに罵倒され、見に来ただけという話も聞いてもらえず追い払われたそうです。祖父母を始め多くの人が住んでいた家の鍵をいまも持っていて、家に帰る日が来る日を世代を超えて待ち望んでいるのです。
パレスチナの人々の願いが実現し平和な世界が実現しますように、またロシアによる侵攻から2年を過ぎたウクライナに平和が訪れますようにと心ひとつにして祈りを捧げました。
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